画像の扱いについて

ブロードバンド回線がすっかり普及した感のある昨今、画像の圧縮に関して当初のように神経質に数キロバイトの差を意識することは必要無くなりました。しかし、だからこそ増々ホームページを見る側はせっかちになっています。例えば買い物で、お目当ての物を探しまわっている時、検索サイトで表示された件数が1ページだけなら全く問題ありません。しかし実際は数万件のページの中から、一番自分の意にかなったお店を見つけ出す作業を経験するはずです。

「今週は時間に余裕がないので通販で週末用のワインでも取り寄せよう」なんて気楽な気分で始めた買い物で不必要に大きなサイズの画像が何枚も何枚も同じ1 枚のページ上に用意されているお店のホームページだったなら…更に表示されたページにすでにお目当ての商品は無かったとしたら…あなたなら、どうするで しょうか?私などは、もうその時点で買い物をする気そのものを無くしてしまいます。
また、全く逆に買う時に一大決心を要求されるような商品だった場合。とにかく製品の細部まで知りたいと思っているのに、どこのホームぺージを開いても口当たりのよい説明文とイメージ写真ばかりが並んでいたとしたらどうでしょう?
このように訪れる方の目的や製品の種類を念頭において画像は用意するのが基本です。闇雲に圧縮レベルを上げ軽い画像が一番!というものではありません。また画像の圧縮はJEPG圧縮に限るとかGIFしか知らないというのも困ります。
簡 単に分類すると風景写真のようにグラデーションが滑らかな画像はJEPG圧縮が奇麗でより軽く仕上がり。イラストやロゴマークのように同じ色の塗りつぶし が多い画像にはGIF圧縮が向いています。その他にも様々な圧縮方法がありますので色々と試して画像を使用する目的とサイズのバランスを考えて決定するよ うにしましょう。