ホームページ作成ソフトを使ってみる

後日、書店をうろうろ。「初心者でも簡単」の文字が踊り、それこそ画面に表示される絵柄がそのままカラーで載っている解説本を買い求めます。さて、 とばかりにメニューに並ぶボタンを押してみたりツールバーに並ぶ意味不明の言葉を選んでは次々と現れるパレットを閉じるボタンで容赦なく消し、気がつくと 既に小1時間も経っている。で、続きは明日だなと作業を中断。こんな事を何度か繰り返すうちに折角のやる気は消え失せます。

実は、こんな姿 は一般の方ばかりではありません。実際にホームページの作成を業務としている私たちにだって、よく見られる姿なんです。例えば、よく使っているソフトが新 機能を満載して操作方法そのものを変更して登場します。機能の詳細を読んでアップグレードを注文。届いたパッケージを意気揚々とインストールするまでは良 いのですが現れたパレットを見た瞬間「あれ〜」っと声が漏れます。見知ったボタンがあるべき場所に無く、違うボタンやパレットが置かれているだけで気を失 いかけるほどの衝撃を受けガックリと肩を落とす姿を何度見た事か。（もちろん大体は使い込むうちに、それが手放せないほど優秀な機能だと気付かされるので すが、中には全く普及しないバージョンというのもありますから一概に新しければ良いというものでも無いようですが。）

結局どうするのが良い かと言いますと最近のソフトであれば必ずチュートリアルというのが付いています。インストール完了後にご親切にも一番最初に頼みもしないのに立ち上がって くるアレです。どこか押し付けがましい感は否めませんが、しっかりと順序だてて親切に操作の“いろは”を説明してくれます。しかも付録というには完成度も 高く手順がアニメーションで構成されていたりムービーが差し込まれていたりと演出も凝っていて楽しいものもあります。そういえばチュートリアルなんてしば らく見た事も無いなというヘビーユーザーの方も是非一度、試して下さい。意外と見落としていた新機能に出会って得した気分を味わえるかもしれませんよ。